新生姜の蜜煮初夏の頃に出回る新生姜を、蜜煮にします。生姜をよく洗って、繊維を切るように細かく包丁を入れて 明礬水に漬けてあくを止めます。あくを止めた生姜を、鍋に入れ水をはり水から火にかけていきます。湯が濁ってきたら、そのまま火から下ろして水にさらします。この茹でこぼす作業を四、五回繰り返して、生姜のあくを抜いていきます。あくが抜けたら、水一升に砂糖500gの薄蜜を作り、焚いていきます。生姜の場合、浸透圧のことはあまり気にしなくても大丈夫なので、温度差があっても大丈夫です。香り付けに醤油を切って、長期保存しない場合はこのまま煮詰めて、出来上がりです。長期保存する場合は、濃度の濃い蜜につけかえて煮つめます。この時期にしか出回らない、新生姜 なんともいえず甘さっぱりした新生姜の蜜煮は、名脇役です。